市民フォーラム「進化する日本の医療」

2月28日(月)18時~19時半、(財)日本心臓財団・第28回日本医学会総会が主催する「進化する日本の医療~第28回日本医学総会を前に~」に参加しました。
場所は、テレビ放送初期にNHKの放送塔があった紀尾井町の「千代田放送会館」でした。電話・FAXによる事前申し込み(定員100名)でしたが、冷たい雨の降る当日の参加者は70名程で、友の会からは9名(内、東京支部4名)が参加しました。
 会場のホールはスタジオを兼ねていて、4台のテレビカメラが入り、収録したものは3月13日(日)にNHK教育テレビで放送されるとのことでした。
(会場は「撮影お断り」で、その雰囲気が画像で伝えられないのが残念)

パネリスト
第28回日本医学会総会会頭・国立病院機構理事長     矢義男氏
第28回日本医学会総会準備委員長・東京大学大学院教授 永井良三氏
NPOささえあい医療人権センターCOML理事長     辻本好子氏
司 会 久田直子氏(きょうの健康 キャスター)

 以下のような医療の進化が、ハイビジョンプロジェクターの鮮明な動画(さすが、NHK)を交えて、パネリストから解説と意見が述べられました。

*拡大内視鏡
 従来以上に拡大できる高画質な画像は、微細なガンも見つけることができる。

*心臓マルチスライスX線CT
 照射部に2管球を使うことで、動いている心臓の高品質な画像を得ることができ、撮影時間の短縮やX線の被ばく量の低減、使用する造影剤の低減がはかられる。

*心臓カテーテル治療
 カテーテルが細くなって、従来足の鼠蹊部から入れていたものが、腕から入れることが出来るようになった。また、ステントの材質も進化した。

*ロボット手術
 ロボットアームを遠隔操作することで、手の届かなかった患部を開腹せずに手術できる。前立腺がんの手術例では、腹部に6か所穴を空けて行われ成功した。
 ただ、穴を空けた腹筋がしばらく使えず、つらかったとの患者の声もあった。
 また、自己負担も70万円ほどかかる由。

*重粒子線によるがん治療
 従来の放射線ではなく、重粒子線(電子より重い粒子線の総称)を使い、深部のがんも狙い撃ちできるが、全てのがん治療に適用できるわけではないこと。大きな施設を必要とし、治療費も300万円と高い。

*分子標的薬
 新しいタイプの抗がん剤で、従来の薬が正常な細胞も攻撃してしまうのに対して、この薬は、がん細胞だけを分子レベルで標的にする。
 日本ではまだ希望者に治験として投与している程度。

*生体分子イメージング
 人体深部の病気にかかわる部位を、身体を傷つけずに映像化して、治療に役立てる技術。

*バーチャル心臓
 心臓の動きをコンピューターで再現し映像化する技術。不整脈の再現やAEDにより与えられたショックが心筋に伝わる様子の再現映像が披露された。
 作用原理の追及や画像処理には複雑な計算を短時間で行う必要がある。
ここ10年程のスーパーコンピューターの進歩がこれらを可能にし、医療を変えていったとのこと。

最後に患者と医療者のより良いコミュニケーションを目指すNPO法人「COML(コムル)」の活動が紹介された。
患者には理解と選択が必要で、インフォームドコンセントも半分は患者側に責任があり、“賢い患者になりましょう”と呼びかけられた。

尚、これらの進歩した医療は、4月に開かれる「わかろう医学・つくろう!健康 EXPO2011」で見て、体験できると紹介されました。(M)

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