全国支部長会 報告

6月23日の「第44回全国通常総会」を前に、6月22日(土)・23日(日)、全国28支部の支部長(代理を含む)が一堂に会し、恒例の「支部長会議」が開かれた。
北海道や沖縄からの出席を考慮して、15時45分集合、16時開始の予定であったが、14時半過ぎには、次々と集まり、1年振りの再会挨拶と情報交換が既に始まっていた。

本部からは、須磨幸蔵会長はじめ8名が出席した。
来賓として、岡田昌義先生(神戸大学)、西川昌樹先生(六地蔵病院・西川病院)、小坂井嘉夫先生(千里中央病院)が臨席された。
北海道支部と関西支部からは各3名が出席、東京支部からは、支部長と副支部長が出席し、会員は38名、全員で49名がテーブルにつき、会議は定刻に始まった。
1日目に全支部が集まるのは珍しいとの事であった。

支部長会議

新支部長の挨拶の後、本部より「第44回総会」の議案と特別職(特別会員・顧問・相談役)人事の説明が有り、続いて以下についての説明があった。

*日本心臓ペースメーカー友の会、44年の経過
1970年、東大医師団の主導で発足した“ペースメーカー友の会”を継承する形で設立された当会は、草創期にはペースメーカー手帳、身体障害者1級認定、障定協(特定非営利活動法人障害者団体定期刊行物協会)加入による障害者低料金定期郵便物適用、㈶日本心臓財団による寄付金の減免等々、患者団体として直面した問題を解決しながら、「感謝・報恩・奉仕」の理念のもとに、医師、機器企業、のご助力を得て、三位一体の活動を続けてきた。
創立25周年を迎えた、1994年には「保険文化賞」を受賞し、この間支部は10支部になった。

1996年携帯電話等の電磁干渉問題に関心が高まり、2004年までに支部は24に増え、入会者も500名/年、会員数は3,800名を超えた。
会誌「かていてる」も、4,500冊発行する状況になった。

*携帯電話の電磁干渉
1996年、1千万台に達した携帯電話のペースメーカーへの電磁干渉の可能性が問題化し、同年3月厚生省(当時)から公式見解が発表され、ペースメーカー植込み部位と携帯電話の安全距離は、22cmとされた。

その後、ペースメーカーの改良が進み、問題のあった周波数帯を携帯電話では使用しなくなった事もあり、安全距離は22cmから15cmに緩和された。
一方、EV車(電気自動車)の急速充電器が、ペースメーカーに影響を与えるとの警告が出た。

☆詳細は、下記をクリックしてください。
EV車の充電器によるペースメーカー等への影響

*最近の傾向と問題点
1963年に実験室製のペースメーカー1号が植込まれてから50年、不整脈医療や機器も大きく進歩したが、依然として手術前から植込み後3~4年の人たちからの相談、問合せは本部、支部ともに多い。
また、高齢化とともに交換回数も増えた結果、感染症に悩む人も増加傾向にある。
ペースメーカー・ICD・CRTの植込み者は増加しているにも関わらず、入会者の減少と退会者の増加が、昨年の「支部長会」でも議論になった。
昨年度は、群馬県支部と茨城県支部が設立され、会員増に貢献している。

*障害者認定に係る件
ペースメーカー植込み者の無条件障害者1級認定について、昨年4月の予算委員会で、
桜井議員(民主党・当時)より疑念有りとの質問が出され、小宮山厚労大臣(当時)が、検討するとの意向を述べた。
それを受け、今年の6月17日、厚生労働省に於いて「ペースメーカ等障害認定の評価に関するワーキンググループ」の第1回会議が開かれ、友の会からは、須磨会長をはじめ8人が傍聴した。

☆配布された会議資料は、下記をクリックして、見て下さい。
ワーキンググループ第1回会議資料

*火葬場対応の件
ペースメーカー装着者の火葬場受入れ拒否の問題が、昨年の近畿ブロック会議で奈良県支部から問題ありと提起され、調査結果が発表された。
本部より不整脈学会、デバイス工業会他関係先に連絡し、社会問題担当の安部先生(産業医科大学)を中心に火葬場へのアンケート調査を行い、2月に開かれた「不正脈デバイス冬季大会」で報告された。
全国1,539の火葬場に送り656件の回答が有った。(42.6%)
結果、拒否は地域別に関東1件、北陸・信越7件、四国23件、中国22件、東海12件、東北15件、北海道・近畿・九州・沖縄11件と、人口の多い関東地区等が低く、九州地区でも福岡市、北九州市は0件だが、地方市町村の民営委託の火葬場に問題があった。
日本心臓ペースメーカー友の会としては、当初のスタンス通り「病院で出来れば抜去、自宅等では主治医以外は抜去せず、葬儀社、火葬場の担当に装着者である事を告げる」
原則を踏襲し、拒否などがあれば、本部・支部に連絡してもらいたいとのこと。

続いて、各支部からの報告に移った。
各支部から提出された「支部報告」書は、事前に印刷して各支部に送付、読んでおく事を前提に、報告書の補足や特に伝えたいこと、提案等が発表され、6支部が終わった18時30分過ぎに1日目の会議は終了した。

2日目の会議は、9時から始まり、残りの支部の報告と議論が続いた。
支部に共通する問題点は、会員の減少と高齢化、役員のなり手がいない事だった。
また、若い層では障害者である事を知られたくない人たちも居り、入会に二の足を踏む傾向がある、との報告もあった。
それでも、行政の障害者支援等に積極的に参加して活動する支部、報道機関に積極的にアプローチして、活動が記事になったり広報されたりして会員外へも活動を広げている支部もあった。
2日目の最後は「全国総会」を控え昼食の弁当を食べながらの慌ただしい会議になったが、2日間にわたり全国の支部との交流をはかる事が出来た。  (支部長)


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

東京支部

Author:東京支部
PM友の会東京支部のブログへようこそ!
ペースメーカーに支えられた、いとしい命を精一杯大切にして、豊かな人生をおくりましょう。

 東京支部ホームページへは
 こちらから…
  東京支部ホームページへ


カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


カテゴリ
最新記事
最新コメント
Question
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
カウンター